2016.10.11【世界のどこかで折り合いがついてるはなし】

バイト先のお手洗いでのはなし。
 
あ、そろそろトイレットペーパーなくなりそうだな、補充しなきゃ。ということでふと下をみると、トイレットペーパーのストックがあった。
…とここまではふつうなのだが、カゴのなかで待機中のトイレットペーパー、ふつうのお手洗いとどこか様子がちがう。
「新品じゃないじゃん!」
 
そして、ここがホテルのバックヤードにあるお手洗いであることに思い至り、わたしは全てを理解した。
客室で中途半端に使用されたトイレットペーパーは、もう客室の備品として使用することはできない。そこで、使いものにならなくなった中古のトイレットペーパーを、ホテル従業員のお手洗いに設置することで消費しているらしい。
 
そういえば、「こちらのトイレットペーパーからお使いください」っていう張り紙、ホテルのお手洗いでよく目にする。
こうやって何事も、世界のどこかで折り合いがついてるんだなぁとしみじみ。ふとした言動が、世界のどこかのだれかに影響を与えてるのかもしれない。そんなことを考える余裕を持てるようになりたいなという学び。